ハーバルタロットを用いたスプレッド(展開法)
これまで占うための準備として「シャッフル」「カット」、さらに基本的な展開方法として「ワンオラクル」「スリーカード」のスプレッドを練習しました。
次第にカードが手に馴染んできたかと思いますので、続いては、プロの占い師も用いる代表的なスプレッドのレッスンです。
ヘキサグラム
ヘキサグラムは、7枚のカードを用いて占うタロットカード占いの代表的なスプレッドです。
「六芒星」という上向きと下向きの2つの三角形によってつくられる、星型に展開をしていくスプレッドです。
ヘキサグラムは、ダビデの星、ソロモンの印、日本では「籠目(かごめ)」の形として知られ、世界的に魔除けや神秘的な意味合いで用いられている図形です。
ヘキサグラムは、お悩みの種類を選ばずにリーディングができる、応用範囲の広いスプレッドと言われています。ヘキサグラムをしっかりマスターする事で、恋愛から仕事など様々なお悩みに対する答えを導き出してくれるでしょう。
展開の手順
① タロットデッキを「シャッフルとカット」します。
② カードが横位置に置かれているので、左側を上にして、手にとります。
③ 上から1〜6枚目をテーブルの隅に置きていきます。
④ 7枚目、8枚目、9枚目を三角形を描くように置きます。
(図では、1、2、3の位置)
⑤ さらに6枚をテーブルの隅に置いていきます。
⑥ 7枚目、8枚目、9枚目を逆三角形を描くように置きます。
(図では、4、5、6の位置)
⑦ さらに3枚をテーブルの隅に置きます。
⑧ 最後の一枚を真ん中に置きます。
(図では、7の位置)
⑨ 置いた順番にゆっくりカードをめくり表にします。
それでは動画を参考に「ヘキサグラム」を練習してみましょう。
カードの位置に対応する「意味」
| 1. 過去 お悩みの原因となっている、過去の状況、出来事、その時の気持ち。 |
| 2. 現在 今の状況、置かれている立場や気持ち。事実や現実。 |
| 3. 未来 近い未来にどうなっていくのか、どんなことが起こるのか。将来的な気持ちの変化。 |
| 4. 対策 その問題に対してどういう対応や解決方法をとるべきか、その「鍵」となる事柄。 |
| 5. 周囲 自分を取り巻く周囲の環境や人々とその状況。相手の状態や気持ち、協力者、友人や家族など。 |
| 6. 自分 自分の本心や願望。無意識に求めていたり、隠れている望みや恐れを表す。 |
| 7. 結果 最終的な結果。自分自身や周囲の状況も含め、最終的にどうなるのか。さらに、この問題で何を学ぶべきなのかを表す。 |
ポイント
「ワンオラクル」と「スリーカード」に続いて「ヘキサグラム」のスプレッドをレッスンしました。
初心者の方は、常にゆっくりと丁寧に「シャッフル」「カット」「スプレッド」を行うように心がけましょう。
ヘキサグラムでは「①過去」〜「⑦最終結果」までの流れを、頭の中でまとめていく作業が大切です。
「⑦最終結果」だけで占うのではなく、全部のカードを総合して占い結果を出していく事が難しくもあり、タロットカード占いの醍醐味です。
最初はとても難しいと思いますが、それぞれのカードを見ながら「7枚でストーリー」を作るように考えると、だんだん占う事が楽しくなっていくと思います。
ストーリーがバラバラだと、ご相談内容を解決するヒントも定まらず説得力の無い占いになってしまいます。
例題を用いたレッスンも始まりますので、それまで「スプレッド」に慣れるようにしていきましょう。

